Home > 気ままな旅回廊 > 加古川源流域への旅

加古川源流域への旅

兵庫県播磨平野へと注ぐ加古川の源流域をめざしました。

2007年12月18日(火) 兵庫県南部:晴時々曇 兵庫県北部:曇時々雨


昨日から3連休だったので(年末年始休めない分…)、 その初日に急遽、旅に出ることにしました。

遠出して1泊、ローカル線乗り継ぎ、ドライブ、自転車旅行…
色々考えた結果、空白地帯(行ったことのない地域)の兵庫県中部へドライブで行くことに決定。

名付けて、「加古川源流域を目指す旅」

本当に決めたのは2日前で、コースなど詳細を詰めたのは前日です。


朝投げのつもりが… (加古川市)

出発はほぼ予定通りの10:08。
ちょっと距離のある1年に1回位しか行かないセンターによって3G投げる予定でしたが、行ってみたら車がいっぱい。

まさか、と思いつつ行ってみると、

全レーン使って競技会してるじゃないか!!

このままじゃ予定が狂ってしまうので、別の小さなセンターへも行ってみると、 そこも車がいっぱいで、団体で20人位が入って行くじゃありませんか!

明らかに無理と悟り、余った1時間半をどうするか考えるはめに…。
前倒しするのはちょっとまずかったので、結局、 「高速道路を使わず一般道で行く」「ついでに姫路城に寄る」ことにしました。

気を取り直して出発 (高砂市)

10:58に再出発し、加古川(下流域)を渡って高砂市に入りました。
当初の予定では、ここで姫路パイパス〜播但連絡道路を通って福崎町へ行くはずでしたが、 ここをスルーしそのまま国道2号線を走ることになります。

高御位山

写真はちょうどその分岐点付近です。
ハゲ山(高御位山)ですが、高砂にはこんな山がよく目に付きます。
この辺りは昔から凝灰岩が産出され、採石場が点在しています。
この凝灰岩は水を通さない為、植物が育たず、ハゲているらしいです。

姫路城はスバラシイ (姫路市)

姫路城には何度も行っていますが、天気が良いので良い写真を撮ってやろうと思い、向かうことにしました。
中心街なので撮影場所探しに苦労しましたが、 正面に回ってみれば、素晴らしいスポットがあるじゃないですか!!

姫路城

ちょうど信号で止まった時に、何の迷いもなくシャッターを切りました。
しかし、車内から撮ったとはいえ、この写真はかなりの上物です。
天気、場所、時間、いい条件がかなりそろってたのでは?

わざわざ寄った甲斐があったというもの。
11:50、これから国道312号線で北上し、最初の空白地帯である福崎町へと向かいます。

空白地帯へ (福崎町)

中国自動車道を越え、福崎町の中心街へ入ります。
この辺りは通過したことはあるので、何となくどんな感じの町か覚えていました。

田舎の街の典型です。
北西の山奥には、「七種の滝」などの名所があるらしいです。

昼飯は市川町で食べる予定なので、とりあえずどこかの店に行き、休憩することにしました。

近い所で、ライフやミドリ電化が入った大型店を発見。
トイレだけ済まし、20分後の12:44出発、国道312号に戻りました。

イマイチな昼食 (市川町)

市川町に入ってまもなくの所にあるポプラで弁当を買い、車内で昼食をとりました。
しかし、

この町には、ここしかコンビニが無いのか!?

下調べしてなければ、おそらくスルーしていたでしょう。

と、失礼なことを言ってますが、
市川町は、ゴルフクラブが日本で最初に誕生した地なのだそうです。

20分休憩し13:15出発、神河町を目指します。

立ち寄る地に困る (神河町)

神河町に入ってすぐの所にある播但道の神崎南ランプを目指します。
ここを逃すと、次の北行きへの入口がかなり遠いので、立ち寄る地が限られてしまうのです。

そこで、ランプ手前で川を撮ろうと思っていたのですが、

撮れるような所が無いっ!!

と言う訳で、周辺をぐるっと一周するハメに…。

その途中にあったいい雰囲気の神社を撮って(神様失礼…)、再び神崎南ランプへ向かいました。

これで時間を大幅にロスし、結局ここで予定通りの時間になりました。
13:58、播但道に入り北上、終点の和田山へと向かいます。

分水嶺を越えれば雨 (朝来市)

この辺の播但道は、1車線ずつの対面通行で、アップダウンも激しく、登りではスピードが上がりません。(軽自動車唯一の不満点)
しかも、生野トンネルを抜けると雨が降り出した…いや、降っていたと言うべきか。

ちょうどこの辺りは分水嶺。
北斜面に降った雨は日本海へ、南斜面に降った雨は瀬戸内海へ流れて行きます。
それと同じく、冬は北側では雲に覆われ雪が降り、南側では乾いた晴天となります。

気温が高く雨になりましたが、正にこの日はその典型。
しかし、予報では雨が降る可能性は北部でも低かったはずですが…。

和田山ジャンクションで、そのまま北近畿豊岡道路に入り、東に進路をとります。
遠阪トンネル(有料)手前の山東インターで下り、一般道で遠阪峠に向かいました。

遠阪トンネルが造られた経緯が、峠道がキツイからだったらしいですが、 実際通ってみると、大したことはない普通の峠道だと感じました。
まあ、厳冬期は確かにキツイでしょうが、そんなのこの辺りならどこも一緒では?

峠手前のホテルに14:30到着、10分ほど休憩しました。

遠阪峠

写真は和田山の盆地。そこだけ晴れて陽が差しています。

加古川の源流は… (丹波市)

一応今日の目的地、丹波市青垣町の加古川源流域へ向かいます。
そこへ行くには国道429号線に入らなければいけないのですが、
国道429号線と言えば…

あれは国道じゃない!林道だ!!

宍粟市へ家族でドライブに行った時、何も知らずに「429」に入ってエライ目にあったことがあります。
車1台分しか幅はないわ、ガードレールは無いわ、無茶なことに大型トラックに出くわすわ…。
マニアの間では「酷道」と呼ばれているとんでもない道なのです。

でも、知らなかったら誰だってチョイスすると思いますヨ。
だって、便利なんですもの。通らなかったらメッチャ遠回りになるし。
地図上じゃそんな道なんて分かんないですしね!

私も当初は、この道通って丹波市入りしたかったんですが、 「429」という数字に何となく引っ掛かるものがあり、 よくよく調べてみたら…という経緯があったので、わざわざ和田山まで遠回りせざるを得なかったワケで。

でも私が通ろうとしてた生野峠、「429」の中ではまだいい方だったようです。
ひとつ東の榎峠は、最凶にエグイらしいですから。

国道429号線

この先は1車線…。
すれ違うことを考えたら、「困難」じゃなく「不可」の方がいいのでは?

「429」の話が過ぎましたが、肝心の加古川源流域の方は、

加古川源流域手前

ここはまだ上流と呼ぶべきでしょうか。
源流域へは更に、ここからやや東にある脇道を北へ入って行かないといけないのですが、 その先は「429」よりヤバイ道と予想されるので、ここまでとしました。(時間も無いですし)

15:00から15分間で「429」と加古川源流に別れを告げ、多可町を目指します。

道の駅Closed (多可町)

播磨峠のトンネルを越えると日差しが戻ってきました。
ここも分水嶺だったのです。

多可町に入ってすぐの所に道の駅(R427かみ)があるので、土産物でも…と思い寄ってみると、

み、店が無いっ!!

田舎だからか、と思ったらそうではなく、本日休業とのこと。

今日は平日、しかも週の中日。
確かに分からなくはないのですが、誠に残念…。

土産どころか、おつまみも頂けず(おしるこの看板があったのですが…)、 結局トイレだけすまし、10分後の15:33、道の駅を後にしました。

道の駅R427かみ

へそとは名ばかり? (西脇市)

多可町は縦に長く、次の目的地「日本へそ公園」に着いたのは、1時間後の16:23でした。

「へそ」とは東経135度線と北緯35度線が交わる地点のことで、 西脇市ではここを日本のへそと呼び、周辺を公園に整備しています。

先ず向かったのは、JR加古川線の日本へそ公園駅。

日本へそ公園駅

駅舎はこれだけ!
この駅のすぐ北(写真右方向)にへそへ続くトンネルがあります。

へそへの道

ふ、ふれあいって…?
ちなみにトンネルの上は線路です。

へその標柱

トンネルを抜けると、そこは加古川の河川敷だった。
ちょっと北に行った所に、へその標柱がひっそりと佇んでいます。

日本へそ公園

これは公園内にある方位の広場です。
公園内には、かなり芸術的なオブジェが点在しており、他に博物館や遊具などがあります。

一通り回った後、日没が近いので20分ほどで最終目的地に向けて出発しました。

日没に間に合うか!? (加東市)

17:00、闘竜灘に到着しました。
と言っても、なかなか駐車場が見つからず、かなり時間をロスしてしまい、川辺に来た時は既に暗くなっていました。

岩と岩との間に橋が架かっており、川の中程まで歩いて行けるようになっています。
一応ダメもとで写真を撮りましたが、

暗くて何も見えん!!

迷っていなければ間に合っていたか…。
付近には旅館しかなく、土産なしが確定しました。

10分ほどで闘竜灘を後にし、帰路につきました。

帰宅したのは、18:28でした。
総走行距離220.9km、燃費は20.0kmという結果でした。

まあ、色々ありましたが、無事で何よりでした。
また機会があれば、新たな旅を模索してみたいものです。

このページのトップへ