彗星 Comet

太陽系彗星  Comet of the solar system

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彗星 彗星 Comet
太陽系彗星
Comet of the solar system
核半径数km
重量5.0×107kg前後
密度2〜3g/cm3
主要構成物質氷[H2O、CO、CO2、CH4]、岩石(僅か)等
長い光の尾を吹き流しながら、暗い天空を走るほうき星のこと。
その物質構成から、汚れた雪玉とも呼ばれる。
彗星が軌道を廻って太陽に近づくと、太陽の熱で表面の氷が蒸発して核の周りに大きなコマ(光輝く球)を形成する。
コマの直径は最大で100万kmに及ぶようである。
彗星の尾は太陽風に流されて、常に太陽と反対側を指している。
彗星の尾には、核から出た塵からなる黄色い塵の尾と、 一酸化炭素、水蒸気、窒素等の荷電粒子(イオン)のガスからなる青白いガスの尾がある。
彗星は太陽系が誕生した時の宇宙の塵で、それ以来少しも変わっていないと考えられている。
起源は、太陽系の外縁領域にあるオールトの雲とカイパーベルトだと考えられている。
彗星は太陽に近づく数週間の短い間だけ輝き、その後は太陽系の果ての凍った故郷に戻っていく。
彗星は次の3つのタイプに大別される。
非周期彗星:軌道が放物線や双曲線を描く為、太陽系では見えないとされる。
長周期彗星:軌道を廻るのに200年以上〜数千年以上かかる場合もある。
短周期彗星:周期が200年以下の彗星のことで、惑星の重力(特に木星の重力)の為に比較的速く太陽を廻る。
有名なハレー彗星は、76年周期なので短周期彗星に分類される。
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