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オールトの雲 The Oort cloud

太陽系最外縁天体群  The most outer bodies of the solar system

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オールトの雲 オールトの雲 The Oort cloud
太陽系最外縁天体群
The most outer bodies of the solar system
画像:想像図
平均半径不明 全重量2.0×1027kg以上(推定)
平均密度約2g/cm3(推定) 平均表面温度ほぼ絶対零度(推定)
主要構成物質氷[H2O、CO、CO2、CH4]、珪酸塩等(推定)
主要大気組成なし(推定)
軌道長軸半径1万〜10万AU(1.58光年:1光年=63,241AU)(推定)
天体数約1兆個(推定)
長周期彗星や非周期彗星の起源として太陽系の外縁を取り囲むように存在していると仮定されている天体群のこと。
太陽を中心として、太陽系を取り囲む球殻状の雲の層(実際にはすかすか)で、 約1兆個もの彗星の核の様な天体が存在していると考えられている。
その起源にはいくつかの説があるが、元々木星から海王星までの外惑星周辺にあったこれらの物質が、 外惑星の重力のために外へ弾き出され、太陽の重力圏の境界付近に留まったものとする説が最も有力である。
現在確認されている太陽系天体の中で、オールトの雲に属すると推測される天体は、長周期彗星や非周期彗星のみである。
オールト雲は、まだその存在が確認されていないため、現在のところ明確に太陽系外縁天体に含まれるものではないが、 将来的には外縁天体の延長と見なされるようになるだろうとされている。
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