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四国一周旅行
【1日目】

徳島〜高知〜愛媛〜香川を3日間で一周。四万十川(源流域以外)も走破しました。

2011年4月14日(木) 徳島県北部:晴 高知県中部:晴


ようやく、念願の四国一周旅行が実現です。

当初は、昨年11月の紅葉の時期で予定していましたが、 友人と屋久島に行くことになった為、この春まで順延となっていました。

四国は、徳島の鳴門海峡以外は、全く行ったことがありません。
それ故、全てが未知の世界であり、ものすごく楽しみであります。

天気予報では、まずまず良い天気とのこと。
ただし、2日目以降が若干不安ありで、屋久島の苦い経験が頭を過ぎりますが、 一人旅では今まで悪天候になったことはない為、自信を持って臨みます。


初日は素晴らしい晴天に (加古川市〜南あわじ市)

天気はスッキリ快晴です。
7:50に出発、まずは淡路島を目差します。

神戸淡路鳴門自動車道に入り、明石海峡大橋を渡ってすぐの淡路SAに立ち寄ります。
ここは、上り線・下り線の行き来もでき、兵庫県立淡路島公園の淡路ハイウェイオアシスと繋がっていることもあり、淡路島を代表する観光行楽地の一つとなっています。
その証拠に、SA総施設の売り上げは、東名高速海老名SAと並んで全国トップクラスです。

休憩の必要はなかったのですが、ここに寄った目的はこの眺望をデジカメに収めることです。

明石海峡大橋

写真を撮った場所は、SA下り線側の北端(観覧車とスターバックスの間の隅)で、明石海峡大橋を望む最高の撮影スポットです。
おそらく、ここ以上の場所はないでしょう。

16分滞在し、8:52に淡路SAを後にします。

9:19、一旦洲本ICを下り、すぐのコンビニで飲み物などを買い出しします。
以外にも洲本市に滞在したことがなかった、その為だけの行動です…。

9:25、再び洲本ICから神戸淡路鳴門自動車道に復帰し、いよいよ四国へ上陸します。
(実はこの後、更に淡路島南PAで、数分間のトイレ休憩をしています。)

久しぶりの鳴門海峡 (鳴門市)

大鳴門橋を渡った先の鳴門北ICで下りて北へ向かい、9:53に鳴門公園に到着しました。
この近くの港から船に乗って、渦潮観光をした覚えはありますが、この公園にも来たことがあるでしょうか? ほとんど覚えがありません。(たぶん来てるんでしょうが…)

鳴門公園には有料駐車場がありますが、一番奥の展望台付近の道にもわずかに駐車スペースがあり、 平日の朝ということもあってか、余裕で停めることができました。(もちろん無料)

鳴門大橋(1)

展望台から見た大鳴門橋です。
橋の向こうに船がありますが、あれは淡路島の福良港から出ている渦潮観潮船「咸臨丸」です。 徳島側から出ている船は小さいですが、あれは帆船型の大きな船です。

更に橋の中(道路の下)には、橋の真ん中付近まで歩いて行くことができる「渦の道」があります。
この日は入る時間がなく、後日行く機会がありましたが、船に乗れない方はこちらがおすすめです。
ただし、強い風が吹き抜けますので、外よりかなり寒いです。軽装の方は御注意を…。

まだ店が開いていなかった為、10:08、早々に鳴門公園を後にし、徳島市中心街へ向かいます。

途中、明石海峡大橋と同じアングルで写真が撮れるポイントを見つけたので立ち寄ります。

鳴門大橋(2)

実は、ここも来た覚えがあります。
と言うか、はっきり覚えていたのはこの浜辺だけなんですけどね。

なので、ここを発見した時は、ちょっと感動モノでした。

本場の徳島ラーメンを頂く (徳島市)

一般道を使って、徳島市中心街へ入ります。
ちょっとぐるぐる回りましたが、ここまではスケジュール通りに進んでいます。

眉山等が有名ですが、私の目的はただ1つ!
本場「徳島ラーメン」を頂くことにあります。

徳島ラーメンには、大きく分けて、白濁の豚骨スープを濃口醤油で味付けした「黒系」、 同じく白濁の豚骨スープを薄口醤油で味付けをした「白系」、一般的な清湯をベースとした中華風の「黄系」の3種類があります。
私が狙うのは、徳島ラーメンが有名になるきっかけとなった、黒系の「いのたに本店」であります。

徳島ラーメンは、茶色の豚骨醤油スープに中細麺、トッピングには豚バラ肉・ネギ・もやし、 オプションで生卵とごはんにおしんこが定番らしいです。

という訳で、ラーメンとおしんこ付きごはんを注文し、いざ実食。

味は美味しかったですが、私には塩味がきつく感じました。
素の味を、と思って生卵は注文しなかったのですが、入れたらいい感じになったかもしれません。

そもそも徳島ラーメンは、基本的に「ご飯のおかず」であるらしいので、そう考えればこの味は妥当であると言えます。

11:50、店を出て徳島市中心街を出発しました。
この後は、徳島自動車道にのって、大歩危・小歩危峡へ向かいます。

虫だらけの徳島自動車道 (藍住町〜東みよし町)

藍住ICより、徳島自動車道に入ります。
この道路は対面通行の片側1車線です。 それなりのスピードを出していないと、煽られてしまうワケですが、

四国の人は、時速100km以上は当たり前!

こちらは軽自動車で、せいぜい110kmが限界な上、登り坂ではアクセル全開でも80kmまで落ちてしまうので、 この流れに乗るのはちょっと大変でした。

しかもこの道、やたら虫が多く、フロント部分に虫が当たる音がよく聞こえてきます。
実際、吉野川SAに入って確認すると、大量に虫の死骸がへばり付いていました。

ほっとくと錆の原因になるので、できる限り取り除きます。

徳島自動車道に入って直ぐの上板SAで、8分ほど短休憩をとり、 更に13:00に吉野川SAに到着、今まで買えなかった徳島土産を物色します。

有名なのは、鳴門金時(薩摩芋)やすだち、和三盆などでしょうか。
数点のお土産を購入し、13:10に出発しました。

この後、井川池田ICで一般道へ下り、高知方面へ向かいます。

念願の大歩危・小歩危へ (三好市)

国道32号線を南下し、大歩危・小歩危峡へ入ります。

ここは小学生の頃から気になっていた所です。
何故かって、ただそんな地名なだけですヨ。
何たって、まだガキンチョでしたからね。

小歩危には特にランドマークはありませんでしたので、そのまま通過となりました。
次の大歩危には道の駅などがあるので、そこで小休憩をとることにします。

道の駅大歩危に13:48到着。
小歩危で滞在しなかった分、ここでようやく予定より20分早くなりました。

お土産コーナーを軽く物色してから、テラスに出て大歩危峡を眺めます。

大歩危峡(1)
大歩危峡(2)

けっこう深い渓谷で、両岸が切り立った崖になっている所もあります。
下の写真をみると、隣の施設から対岸の間で、鯉のぼりがたなびいているのが分かります。

これはけっこう有名ですね。
実は、あっちへ行った方が良かったのかもしれません。

14:08に出発、上の写真の奥に架かっている橋を渡って、東隣の祖谷(いや)峡へ向かいます。

祖谷のかずら橋を渡る (三好市)

14:26、かずら橋夢舞台に到着しました。
ここの駐車場は有料ですが、他に停める場所もなく、土産物屋も併設されていますし、仕方ないでしょうか。

しかし、ここといい、大歩危峡といい、崖の上に建っている様なもので、 上に居れば全く普通に見えますが、対岸から見てみると、それがかなり巨大な建造物であることが分かります。
これを見れば、駐車場が有料なのは、何となく納得ができます。

ここから、東へ200m余り歩いて行くと、祖谷のかずら橋が見えてきます。
道中には桜並木があり、ここは標高が高いせいか、ちょうど満開状態でした。
この辺りは、たぶん紅葉も楽しめるのではないでしょうか。

祖谷の蔓橋への道
祖谷の蔓橋(1)

近代橋の東側にかずら橋が架かっています。
どうやら、写真左側からの一方通行になっているようです。
そこで橋の袂に向かうと、そこには料金所が。

通行料は1人500円です。
一瞬迷いましたが、直ぐにそれを振り払います。

折角来たのに渡らないのはないですし、 500円も保存の為の寄附金と思えば納得できます。

渡り始めると、けっこう揺れます。
片手にカメラを持っていた為、真ん中を渡るのはちょっときつかったです。
橋の上で写真を撮ることも断念しました。

祖谷の蔓橋(2)
祖谷の蔓橋(3)

さっさと渡れなくはないですが、500円を払っているとじっくり味わいたいと思うもので、 自然と足取りがゆっくりとなります。
たぶん2〜3分はかけたでしょうか。

その後は、かずら橋夢舞台に戻って、お土産を購入しました。
祖谷そばが有名みたいです。

15:05、かずら橋夢舞台を出発。
いよいよ、高知県へ突入します。

急遽予定を繰り上げ、高知桂浜へ (高知市)

予定より30分ほど早く、この後高速道路を使えば更に早く高知市へ到着できることから、 当初の予定を変更して、1日目で桂浜へ向かうことにしました。

2日目はスケジュールがキツキツな上、メインである四万十川をじっくり堪能する為にも、その方がいいとの判断からです。 (結果的には、これが「吉」と出ました。)

大豊ICより高知自動車道へ入り、高知ICへ降りて、一路南端の桂浜へ向かいます。
16:37、桂浜の有料駐車場へ到着しました。

ちょうど夕方の気配が漂いだしてきており、良い雰囲気です。
前倒しして正解!でしたが、1つだけ問題がありました。

それは、肝心の「坂本龍馬像」が逆光になることです。
桂浜が「朝が良い」と言うのは、こういうこともあってのことなんでしょうね。

坂本龍馬像(1) 坂本龍馬像(2)

色んな角度から何枚も写真を撮った挙句、良かったのはこの2枚くらい。
しかも、右の写真は明るさとコントラストを弄った結果です。

まあ、龍馬さんの正面が写せただけでも、良しとしましょう。

写真を撮り捲った後は、坂本龍馬像のある丘を下り、桂浜に出ます。
(坂本龍馬像は、下の1枚目の写真の中央にある緑の丘の上にあります。)

桂浜(1)
桂浜(2)
桂浜(3)

桂浜は遠浅ではない為、太平洋の波が直接打ち寄せてきます。
当然、遊泳は禁止されています。

浜の中央付近には、桂浜水族館があります。
3枚目の写真の風景は、台風中継などでよく見る画だと思います。

3枚目の写真の岬にある社まで行き、折り返して駐車場方面へ戻ります。
そこには土佐闘犬センターがありましたが、やっているのはお土産屋さんだけ。
土日の日中なら、闘犬にお目にかかれるのかもしれません。

高知のお土産を買うチャンスが、たぶんここしかないので買い込んでしまいます。
17:50、桂浜を出発し、高知市中心街にある本日の宿「ウェルカムホテル高知」へ向かいます。

ホテルに到着、夜の高知市街を歩く (高知市)

18:23にホテルに到着。
まだ夕食を摂っていないので、夜の高知市中心街へ向かいます。

先ず向かったのは、ホテルから歩いて5分ほどの所にある「ひろめ市場」です。
ここは、鰹のタタキを出す店があることで有名ですが、 入ってみると、席は仕事帰りの地元の人で満席となっていました。

その空気感からも、さすがにここで夕食をとる気はなくなり、一回りしてからその場を後にします。

その後、商店街を通り抜けた辺りにある「はりまや橋」に向かいました。
ほぼ高知市中心街の中央、目抜き通りの交差点の脇に佇んでいます。

はりまや橋

しかし、あまり良さを感じられないのは気のせいでしょうか。
都会に埋もれてしまい、ちょっとかわいそうな感じもします。

最後に、高知駅へ向かいます。
けっこう新しくて大きな駅で、さすが県庁所在地といった感じです。

列車の到着音で「アンパンマンのマーチ」が流れていました。
確か原作者が高知出身で、アンパンマンミュージアムもあったはずです。

高知駅前

高知駅を後にすると、さすがにお腹が空いてきました。

良さそうな店がなかったので、仕方なくカレーライスのCoCo壱番屋に入ります。
いやはや、折角の高知でカレーライスとは…。

ホテルに戻り、12時頃に就寝しました。

明日は8時出発予定です。
桂浜を前倒ししたので、まだこの時は余裕がありましたが、 これが後で「もっと早く出るんだった…」と、後悔することになるのです。

明日の四万十地方の天気は、「曇り一時雨」という予報です。
今日はあんなにいい天気だったのに!
本降りの雨だけにはならぬ様、ただ祈るばかりです。

「四国一周旅行」【1日目】は、以上となります。
この続きは、【2日目】をご覧下さい。

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