冥王星とその衛星 Pluto and its satellites
太陽系カイパーベルト準惑星とその衛星
Dwarf planet and its satellites for the Kuiper belt object of the solar system
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冥王星 Pluto 太陽系カイパーベルト準惑星 Dwarf planet for the Kuiper belt object of the solar system |
赤道半径 | 1,185km | 重量 | 1.290×1022kg |
---|---|---|---|
密度 | 2.05g/cm3 | 表面重力 | 0.06G |
表面温度 | -230℃ | 地上気圧 | 0〜0.003hPa |
主要構成物質 | 岩石(核)、氷[H2O、CH4、NH3](マントル)、珪酸塩(地殻) | ||
主要大気組成 | N2:90%、CH4:10%、CO等 | ||
軌道長半径 | 39.45AU(59億97万km) | 平均軌道速度 | 4.74km/s |
公転周期 | 247.74年 | 軌道傾斜角 | 17.09° |
離心率 | 0.250 | 自転周期 | -6.39日 |
赤道傾斜角 | 119.59° | アルベド | 0.49〜0.66 |
衛星数 | 5(カロン・ステュクス・ニクス・ヒドラ・ケルベロス) |
カイパーベルト天体としては一番内側にある準惑星。 軌道分類上は冥王星族に属している。2006年に、惑星から準惑星へ格下げとなった。 公転軌道面は17°と大きく傾斜しており、また非常に細長い楕円軌道になっている。 近日点(軌道上で一番太陽に近い点)の領域を移動する20年間は海王星の軌道の内側に入る為、 冥王星と海王星の太陽からの距離は逆転する。(最近では1979〜1999年がその期間にあたる) 表面温度は-230〜-210℃でメタンの氷でできた極冠が存在する可能性がある。 平均密度は水の2.05倍であることから、カイパーベルト天体の典型である氷の星だと考えられてれている。 |
冥王星の衛星 Pluto's satellites
No. | 名前 | 長軸半径 | 軌道長半径 |
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1 | カロン | 606±1.5km | 19,571±4km |
5 | ステュクス | 5〜13km | 42,000±2,000km |
2 | ニクス | 20km? | 48,675±21km |
4 | ケルベロス | 6〜20km | 59,000±2,000km |
3 | ヒドラ | 23km? | 64,780±88km |
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カロン Charon 太陽系冥王星第1衛星 The Pluto's the 1st satellite of the solar system |
赤道半径 | 606±1.5km | 重量 | 1.52×1021kg |
---|---|---|---|
密度 | 2.24g/cm3 | 表面重力 | 0.037G |
表面温度 | -230℃前後? | 地上気圧 | なし |
主要構成物質 | 氷[H2O、CH4](核・マントル・地殻)等 | ||
主要大気組成 | なし | ||
平均軌道半径 | 19,571±4km | 平均軌道速度 | 0.22km/s |
公転周期 | 6.39日 | 軌道傾斜角 | 0.001° |
離心率 | 0.00 | 自転周期 | 6.39日 |
赤道傾斜角 | 不明 | アルベド | 0.37±0.02 |
1978年、米国海軍天文台で撮影された冥王星の写真に、
わずかに横に伸びた突起を見つけたジェームス・クリスティーにより、衛星であることが分かった。 母星の約半分の大きさで、対母星比では太陽系最大の衛星である。 地球と月のように、冥王星とカロンは二重天体(連星)となっている。 この2つの天体は距離が非常に近いので、それぞれの引力によって互いに潮汐力が働き、向き合った面は固定されたままである。 地球から月の裏側が見られないように、冥王星からカロンの裏側を見ることはできない。 よって、衛星と呼ぶよりは二重天体(連星)と呼ぶべきなのかもしれない。 |
※ カイパーベルト天体については、こちらをご参照下さい。
【カイパーベルト天体】