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散乱円盤天体 Scattered Disk Object

太陽系外縁散乱円盤天体  Scattered disk trans-Neptunian object of the solar system

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散乱円盤天体 散乱円盤天体
Scattered Disk Object
太陽系外縁散乱円盤天体
Scattered disk trans-Neptunian object of the solar system
平均半径不明 全重量2.0×1027kg以上(推定)
平均密度約2g/cm3(推定) 平均表面温度約-250℃(推定)
主要構成物質氷[H2O、CO、CO2、CH4]、珪酸塩等(推定)
主要大気組成なし(推定)
軌道長半径約48〜400AU 軌道傾斜角0〜30°
近日点20〜50AU 遠日点65〜数百AU
平均公転周期350年以上 離心率0.3〜0.7
最初に散乱円盤天体に分類されたのは、1996年にマウナケア天文台群によって発見された1996 TL66であるが、 最初に発見されたのは1995 TL8である。
その他、代表的な散乱円盤天体に外縁天体としては最も大きいエリスや2002 TC302など、 珍しい例としては小さな離心率と大きな軌道傾斜角を持つ2004 XR190や、 公転周期が1万年を越える2000 OO67などがある。
太陽から遠く暗いため、未発見の大きなものが多数あると推測されている。
散乱円盤天体をエッジワース・カイパーベルト天体 (EKBO) に含むか否かについては見解が分かれるが、 海王星と軌道共鳴の関係にあると推測されている天体のうち、 最外部の天体(公転周期が海王星との比率で2:5や3:8など)には、 散乱円盤天体と区別しにくいものがあることは事実である。

※ 準惑星及び太陽系外縁天体については、こちらをご参照下さい。
カイパーベルト天体】 【エリス

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