海王星とその衛星 Neptune and its satellites
太陽系第8惑星とその衛星 The 8th planet and its satellites of the solar system
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海王星 Neptune 太陽系第8惑星 The 8th planet of the solar system |
赤道半径 | 24,764km | 重量 | 1.024×1026kg |
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密度 | 1.64g/cm3 | 表面重力 | 1.12G |
雲の最上層温度 | -220℃ | 衛星数 | 14(トリトン等) |
主要構成物質 | 岩石(核)、氷[H2O、CH4、NH3](マントル) | ||
主要大気組成 | H2:84%、He:12%、CH4:2%、NH3等 | ||
平均軌道半径 | 30.11AU(44億9825万km) | 平均軌道速度 | 5.48km/s |
公転周期 | 165.23年 | 軌道傾斜角 | 1.77° |
離心率 | 0.009 | 自転周期 | 16.11時間 |
赤道傾斜角 | 28.31° | アルベド | 0.41 |
環 | 5本(内側からガレ、ルヴェリエ、ラッセル、アラゴ、アダムス環) |
外惑星では最も小さい氷惑星。地球を除けば太陽系で最も青い惑星。 その青色は、大気に含まれるメタンが、太陽のオレンジ色や赤色の光を吸収して、 青色の光のみを反射するからであると考えられている。 当初は木星と同じガス惑星と思われていたが、その組成や構造が異なることが分かり、 氷惑星と分類される様になった。 南緯20度付近には、かの有名な(?)大暗黒斑がある。 木星の大赤斑と同じメカニズムと考えられており、この周囲では時速2,000kmと太陽系で最も速い風が吹いている。 又、大暗黒斑とは反対の方向に回る小暗斑があり、小暗斑の上には明るい巻雲の様な雲が形成され、 赤道に平行して伸びる微かな帯があることも明らかになった。 |
海王星の衛星 Neptune's satellites
No. | 名前 | 長軸半径 | 軌道長半径 |
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ガレ環 | 41,900〜43,600km | ||
3 | ナイアド | 48km | 48,227km |
4 | タラッサ | 54km | 50,075km |
5 | デスピナ | 90km | 52,526km |
ルヴェリエ環 | 53,200km | ||
ラッセル環 | 53,200〜57,200km | ||
アラゴ環 | 57,200km | ||
6 | ガラテア | 102km | 61,953km |
アダムス環 | 62,930km | ||
7 | ラリッサ | 108km | 73,548km |
-- | S/2004 N1 | 9.5km以下 | 105,000km |
8 | プロテウス | 218km | 117,647km |
1 | トリトン | 1,350km | 354,800km |
2 | ネレイド | 170km | 5,513,400km |
9 | ハリメデ | 30km | 15,728,000km |
11 | サオ | 19km | 22,422,000km |
12 | ラオメデイア | 19km | 23,571,000km |
10 | プサマテ | 14km | 46,695,000km |
13 | ネソ | 30km | 48,387,000km |
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プロテウス Proteus 太陽系海王星第8衛星 Neptune's the 8th satellite of the solar system |
長軸半径 | 218km | 重量 | 5.0×1019kg |
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密度 | 1.3g/cm3 | 表面重力 | 0.001G以下 |
表面温度 | -220℃以下(推定) | 地上気圧 | なし |
主要構成物質 | 岩石?等 | ||
主要大気組成 | なし | ||
軌道長半径 | 117,647km | 平均軌道速度 | 7.63km/s |
公転周期 | 1.12日 | 軌道傾斜角 | 0.53° |
離心率 | 0.0005 | 自転周期 | 1.12日 |
赤道傾斜角 | 0° | アルベド | 0.10 |
小さくて表面の暗い海王星の衛星。 非常に暗い為、受け取る太陽光の僅か10%を反射するに過ぎない。 クレーターが非常に多いのは、太古の時代に微惑星による絨毯爆撃を繰り返し受けたためと考えられている。 |
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トリトン Triton 太陽系海王星第1衛星 Neptune's the 1st satellite of the solar system |
赤道半径 | 1,353km | 重量 | 2.15×1022kg |
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密度 | 2.05g/cm3 | 表面重力 | 0.08G |
表面温度 | -240℃ | 地上気圧 | 0.01hPa |
主要構成物質 | 岩石、氷[CH4、NH3等]:75%(核)、氷[H2O]:25%等 | ||
主要大気組成 | N2:99.9%、CH4等 | ||
平均軌道半径 | 354,800km | 平均軌道速度 | 4.39km/s |
公転周期 | -5.88日 | 軌道傾斜角 | 156.83° |
離心率 | 0.00 | 自転周期 | -5.88日 |
赤道傾斜角 | 0° | アルベド | 0.70 |
海王星最大の衛星。 自転方向と逆向きに公転するのは大きな衛星ではトリトンだけである。 また、海王星の赤道面から23°も傾く珍しい軌道面を持っている。 よって、トリトンは海王星にとらえられた天体であると考えられている。 赤道付近には複雑な火山活動が進行中であることを示す地表を示していることから、 トリトンの表面は天文学的には若いと考えられている。 |